米国第2位の港湾、コンテナ輸送量が低迷

海外メディアの報道によると、米国第2位の港湾責任者は、パンデミックによって高まった消費者需要が冷え込み始め、港に入るコンテナ輸送量に疲労の兆候が現れ始めていると予想している。

データによれば、ロングビーチ港に入るコンテナの数は2か月連続で減少している。一方、隣接するロサンゼルス港の貨物量は、コロナウイルスのパンデミック初期以来最大の減少を記録した。

両港を合わせるとアジア市場のコンテナ貨物の約40％を取り扱うことができると報告されている。

「経済は冷え込み始めており、今後も消費者需要は減少し続けると予想している」とロングビーチ港のマリオ・コルデロ事務局長は月曜日、ブルームバーグテレビとのインタビューで語った。

最新データによると、米国の個人消費と小売売上高の伸びはともに鈍化しており、過去40年で最悪のインフレが経済に打撃を与え始めていることを示している。

数か月前、港湾は貨物の流入で混雑し、サプライチェーンの問題や配送の遅れを引き起こしていたが、物流の改善と金利上昇による需要の減少により、状況は緩和されつつある。

コルデロ氏と他の米国港湾幹部は、小売業者が物流とサプライチェーン上の理由からホリデーシーズンを避けて在庫を蓄えようとしたため、7月の貨物急増が実際には例年よりも早まったと考えている。需要は現在減少しているものの、通年のデータは依然として良好であるはずです。

ロングビーチ港は、現在、2万2000人の港湾労働者を代表する労働組合と、70社以上の雇用主を代表する太平洋海事協会との間の労働交渉の結果を待っている米国西海岸の29の港のうちの1つである。

従業員らは今年７月１日に以前の契約が失効して以来、契約なしで働いていたとみられる。

双方は、オバマ政権が介入するまで米国内で９カ月にわたる混乱と輸送遅延を招いた２０１４年の交渉の繰り返しを避けたいとしている。

ロングビーチ市長のロバート・ガルシア氏もブルームバーグテレビのインタビューで、現在行われている労働交渉が大規模なストライキにつながることはないと「楽観視している」と述べた。

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