ベトナム、必需品のオンラインショッピング注文が急増、小売業者に負担をかける

新型コロナウイルス流行の影響により、ベトナム・ホーチミン市の大手食料品店やスーパーマーケットチェーンからのオンライン注文件数がかつてない規模に達し、多くの注文がキャンセルされ、商品の配達時期も遅れている。

ホーチミン市に住む住民の中には、早朝にスーパーの店員に電話してオンライン注文しても、正午まで返事がなく、 「在庫切れ」というメッセージがほとんどだと話す人もいる。地元住民は、地元での感染例の増加により、居住地付近の多くの大手食料品店やスーパーマーケットが一時閉店し、従来のオフライン販売チャネルに大きな影響が出ていると語った。

彼女は、オンラインで注文することができないため、混雑した場所を避けるために正午に買い物に行かなければならなかったと語った。

しかし、第11地区に住む住民の中には、自宅近くのスーパーマーケットでオンライン注文すると、翌日には新鮮な野菜や果物、食品が配達されるという人もいる。

地元の小売業者は、継続中のロックダウンと厳格な社会的距離の確保の要請の中、宅配サービスを提供できるスタッフを増員しながらオンラインショッピング事業の拡大に取り組んでいると述べているが、それは依然として困難な課題である。

データによれば、この地域のオンラインショッピングの需要は300～600%急増している。電子商取引プラットフォームの営業部長は、この流行により小売業のオフラインからオンラインへの転換が加速したと語った。

同氏は、野菜、果物、食品のオンライン注文では2～ 4時間以内の迅速な商品配達が非常に重要だが、オンライン食料品の急増によりこのサービスが利用できなくなっていると述べた。

ホーチミン市では、伝統的な市場が農産物、食品、食料品の総小売売上高の60％から70％を占めています。感染拡大を受けて、234の伝統的な市場のうち93が一時的に閉鎖された。

市商工局は、7月1日時点で営業を継続していた市内3つの卸売市場での商品の出荷量は4,600トン未満で、通常より11%減少したと発表した。

1週間前と比較すると、ビンタン区のティ・ゲ市場とバ・チエウ市場、第1区のタンディン市場の野菜、果物、魚介類の価格は5～25％上昇した。

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