前立腺切除術

前立腺摘出術の前には診断が必要です。手術は容易ではなく、術後の回復や合併症の保証もありません。超音波、X線、CT、MRIなどのさらなる検査で原因を徹底的に突き止め、治療方法を決定する必要があります。

病理診断

前立腺がんは悪性度が高く、初期段階では明らかな局所浸潤とリンパ節転移がみられます。腫瘍は精嚢と両側の骨盤壁に浸潤することが多く、直腸に浸潤することはまれです。リンパ管に沿って近くの骨盤リンパ節に転移し、その後、内腸骨リンパ節、総腸骨リンパ節、大動脈周囲リンパ節、縦隔リンパ節、さらには鎖骨上リンパ節に転移します。前立腺がんは血液を介して骨に転移することもあり、最も一般的なのは骨盤、腰椎、大腿骨、肋骨です。また、血液を介して肺、肝臓、腎臓、脳などの臓器に移行することもあります。

前立腺の直腸指診は前立腺がんの診断に効果的な方法です。このタイプの癌は、前立腺の後葉と両側の2つの葉の縁に発生することが多いため、病変の質感は硬く、結節は直腸指の位置で触れることができます。前立腺がんのデジタル検査所見は、腺の肥大、硬くて凹凸のある結節、中心溝の消失、腺の固定、そして時には腸壁への浸潤です。 45歳以上の男性に直腸指診を行うと、前立腺がんを早期に発見でき、治癒率を向上させることができます。指診で前立腺に結節が見つかった場合、その分布部位、腺からの突出の有無、規則性の有無にかかわらず、この病気の可能性を考慮する必要があります。前立腺がんを早期に発見し診断できれば、より良い治療結果が得られます。

他によく使用される臨床検査には以下のものがあります。

（１）超音波検査

（２）X線検査

（３）放射性核種スキャン検査

（４）CT検査

（５）磁気共鳴画像法

（６）尿および前立腺液細胞診検査

（７）酸性ホスファターゼ（PAP）アッセイ

（８）前立腺特異抗原（PSA）測定

（９）シロップタンパク質（r-Sm）の測定

（10）前立腺生検