食後血糖値の正常範囲、詳細な診断基準

一般的に言えば、食後の血糖値にも正常基準範囲があります。この点に関して、次の記事では食後の血糖値の正常範囲を具体的に紹介します。

食後血糖値の正常範囲：

食後1時間：血糖値6.7～9.4mmol/L。最大値は11.1mmol/L（200mg/dl）以下

食後2時間：血糖値≤7.8 mmol/L。

食後3時間：3時間後に正常に戻り、尿糖は陰性になる

診断基準:

1. 年齢45歳以上、BMI24以上、過去にIGTまたはIFGの既往歴がある、またはグリコヘモグロビンA1cが5.7～6.5%である

2. 糖尿病の家族歴がある人

3. 高密度リポタンパク質コレステロール（HDL）が低い（<0.9mmol/L）および/またはトリグリセリドが低い（>2.8mmol/L）人

4. 血圧が140/90mmHg以上の人、および/または心血管疾患や脳血管疾患のある人

5. 妊娠糖尿病の既往歴のある30歳以上の妊婦、巨大児（4kg以上）を出産した女性、原因不明の遅発陣痛の女性、多嚢胞性卵巣症候群の女性

6. 一年中運動をしない

7. グルココルチコイド、利尿剤などの使用

糖尿病のリスクが高い人は、早期診断と治療を確実に行うために、少なくとも年に2回は膵島機能（Cペプチド分泌検査）を検査する必要があります。