ベスト・バイの第4四半期の売上と利益はともに予想を下回る

コーリー・バリー最高経営責任者（CEO）は決算発表で、同社は繁忙期に人気のホリデー商品の在庫を減らし、第4四半期は店舗の営業時間も短縮したと述べた。しかし、同社は過去最速のホリデーシーズンの配送ペースを記録し、会員プログラム、トータルテック、健康関連事業などの主要な成長分野に注力した。

バリー氏は、たとえそれがプラットフォームの短期的な利益に影響を及ぼすとしても、ベスト・バイの幹部らは「事業の将来の成長と競争上の優位性のさらなる向上に投資している」と述べた。

バリー氏はまた、パンデミックにより遠隔医療、オンラインフィットネス、ビデオ会議が消費者の生活に定着したと述べた。

リフィニティブのアナリスト調査に基づき、1月29日に終了した2022年度第4四半期の同社の業績がウォール街の予想と比べてどうだったかを示す。

ベスト・バイの純利益は前年同期の8億1600万ドル（1株当たり3.10ドル）から6億2600万ドル（1株当たり2.62ドル）に減少した。

純売上高は前年同期の169億4,000万ドルから163億7,000万ドルに減少し、166億ドルの予想も下回った。

同四半期の既存店売上高は2.3％減少し、アナリストや同社自身の予想を下回った。アナリストらは既存店売上高が0.9％減少すると予想し、同社は既存店売上高が2％減から1％増加すると予想した。

ベスト・バイは、在宅勤務のための追加のコンピューターモニターやプリンター、食事を増やすための調理器具、時間をつぶすためのホームシアターシステムやゲーム機の提供など、米国人のニーズに応えてパンデミック中に売上高と株価が急上昇したと海外メディアが報じた。

現在、一部の投資家は、人々がオフィスに戻り、対面での集まりを選択するにつれて、小売業者の売上が鈍化または減少すると予想している。ベスト・バイはここ数四半期、半導体不足、原材料価格の高騰、世界各地からの出荷遅延など逆風を乗り越えるのに苦戦している。

リフィニティブのデータによると、ベスト・バイは来年の売上高が493億～508億ドルになると予想しているが、アナリスト予想の510億5000万ドルを下回っている。リフィニティブによると、同社は通年の調整後1株当たり利益を8.85ドルから9.15ドルと予想しており、アナリスト予想の9.16ドルを下回った。

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