ウォルマートがアマゾンの配送料金値上げに対抗措置、「ブラックフライデーセール」に影響か！

ウォルマートは、アマゾンがホールフーズの食料品配達料金を9.95ドルに値上げしたことを受けて、一連の措置を講じた。海外メディアの報道によると、現地時間10月26日までにWalmart+に登録した消費者は9.95ドルの払い戻しを受けられるという。

ウォルマートの年間食料品配達サブスクリプションプランは年間98ドルで、地元の店舗からの無料食料品配達、顧客が店頭で支払うのと同じ価格、最低購入額なしの無料配達、燃料と処方薬の割引などが含まれる。

会員は11月を通してウォルマートのブラックフライデーセール3つに早期アクセスできるほか、ウォルマートのキャッシュバックセールは、ウォルマート+サブスクリプションを検討している顧客向けのウォルマートの15日間無料トライアルの一部となる。

ウォルマートは、アマゾンや自社のウェブサイトでオンラインショッピングをする消費者が、同社のサブスクリプションサービスに興味を持つことを期待しており、また、ウォルマートではなく競合他社のウェブサイトでショッピングをする消費者の一部を獲得したいと考えている。

ウォルマートは、両ブランドを同時に購入する一部のユーザーと、送料無料を確保したい新規ユーザーに影響を与えたいと考えている。

最近のジャングルスカウトのレポートによると、米国の消費者の 35% がウォルマートではなく Amazon で買い物をしているが、Amazon.com ではなく Walmart.com で買い物をする人はわずか9 %であることがわかりました。

リテール・ストラテジー・グループの代表兼創設者であるスティーブ・シュミット氏は「この動きはアマゾンの利益に打撃を与えることはないだろうが、ホールフーズの顧客がウォルマートを利用するきっかけになるかもしれない」と語った。 「ウォルマートにとっての課題は、ホールフーズの忠実な顧客がオンラインからオフラインへと移行してしまうため、それらの顧客を維持することだ。」

「これは興味深いキャンペーンだが、オンライン食料品店、ウォルマート、ホールフーズ間の顧客と人口統計の重複は最小限だ」とグローバルデータのマネージングディレクター、ニール・サンダース氏は書いている。 「ウォルマートが配送サービスの価値を強調するのは賢明だが、このキャンペーンでかなりの数の顧客を引き付けられるとは思えない」

報告によると、アマゾン限定の買い物客はウォルマートの顧客よりも配送料に対して敏感だという。 「Amazon限定」の買い物客の76%は、オンラインで買い物をする際には商品の配送料をできるだけ安くしたいと答えています。 Walmart Exclusive の買い物客の 64% も同様に感じています。しかし、ブレイントラストのメンバーの一人は、ウォルマートは依然として実店舗での優位性を持っていると述べた。

「個人的には、ウォルマートがパンデミックに『勝った』と思う」とRSRリサーチのマネージングパートナー、ポーラ・ローゼンブラム氏は書いている。 「アマゾンはウォルマートの顧客を獲得しようとしているが、パンデミック環境下ではアマゾンの在庫切れがしばらく改善するとは思えない。自社の飛行機を持っていても、商品の在庫補充には『店舗商品』に勝てない」

ウォルマートとアマゾンが配送料金を値上げ